· 

【Vol.02】学会テーマについて

 

今回の記事は私が書きました!!

 

第19回島根県理学療法士学会学会長

大森貴志

 


皆さんこんにちは。

第19回島根県理学療法士学会の学会長を務めます大森貴志です。

学会の会期は2022年5月28日(土)〜29日(日)の2日間で、会場は出雲市民会館とオンライン配信によるハイブリッドで開催をいたします。

学会テーマは「あなたの“大切”を彩る」です。

今回は学会テーマを決めた背景についてお伝えしたいと思います。

 

学会テーマについて


私が学会長を拝命したのは2020年1月に学会審議委員会より推薦いただき理事会にて承認を受けました。

 

この時点では正直なところ何をテーマとして扱ってよいか迷っていました。

 

私は以前学会運営部(旧学会部)で部長として運営を担当していたとき、会員に伝えたい・議論したいテーマをその時に学会長と共に取り組んできました。

 

●第15回(2016年度)

人と地域を元気にするために〜理学療法士だからできること〜

嘉田 将典 学会長

 

●第16回(2017年度)

理学療法士が考える機能回復

小川 昌 学会長

 

●第17回(2018年度)

理学療法士のこれからの働き方〜多様化するキャリアとマネジメント〜

板倉 聡宏 学会長

  

 

地域・機能回復・働き方をテーマに取り扱い、それぞれ私自身が大切にしていたものでもありました。

私がそれぞれのテーマで会員に向けて発信をする力はなかったですが、学会長の力をお借りして会員へ問題提起や議論の場を作りたいと考えていました。

 

学会運営をすることでみえてきた事


この時から、自分自身が表に出る形でなくても学会長をはじめ運営部員の力を借りることで、自分なりに発信する方法があることを学びました。

裏方にまわることで出来ることもあり、かけがえのない経験でした。

 

2019年度から島根県理学療法士会の組織再編について議論が始まり、私はワーキンググループの一員として活動することになりました。

理事を中心としてミッションやビジョンの策定に向けて、泊まり込みで合宿をして議論しました(自己負担です)。

私はイベントや合宿・飲み会など企画運営をすることは好きで、理事の合宿準備も進めていて楽しみだったのですが、前日に子供の風邪をもらって断念しました、、、。泣

 

ただ策定したミッション・ビジョンについて説明を受けた時に、僕自身が使いたいと思っていた「あなた」という言葉が入っていて、議論の中に入れなかったですが嬉しかった当時の感情は今でも覚えています。

 

私は県士会の事業を通して会員が大切にしているものを彩れるような士会になることを願っています。

会員が自分ごととして感じることができる「あなた」が使われているミッションを大切にしたいです。

このブログを読んでいただいている「あなた」にも、ぜひ県士会の活動に参加してもらいたいです。

 

学会運営部の皆さんと議論する中で、県学会をミッション・ビジョンの共有を目的として開催したいという想いが強くなり、学会テーマを「あなたの“大切”を彩る」に決めました。

 

県士会のミッション・ビジョンについて


【ミッション】

「あなたの“大切”を彩る」

 

「あなた」とは、理学療法士である会員の皆さん、対象者の方、地域の方、様々な専門職の方など、私たちとともに歩むすべての人を指します。そんな皆さんには1人1人“大切”なものがあるはずです。

専門職としての夢や価値観、自分らしい人生、愛する人、健康な身体・・・・

そんな皆さんの“大切”が彩り豊かなものであり続けられるように、

私たちは、ともに寄り添います。

 

【ビジョン】

私たちは「あなたの“大切”を彩る」というミッションを果たすため、今後10年にわたり、5つのビジョンに向かって活動を推進します。

 

①組織力を高める

②共に学ぶ,みんなで学ぶ

③地域と活きる

④発信力を高める

⑤ワクワクを創造する

 

島根県理学療法士会ホームページより

https://www.spta.jp/about-us/mission/

 

ミッション・ビジョンを策定しただけでは不十分で、今後は県士会活動に協力してくれている部員の方々や、会員の皆様とも共有していく必要があります。

 

学会のプログラムや開催方法を通じてミッション・ビジョンについて会員と議論する場を作り、一人ひとりが県士会活動を通じて対象者や多くの県民の皆様に貢献ができる足がかりとなるような学会を目指したいと考えています。

 

学会は講師や演題発表者からの一方向だけの発信ではなく、参加者との双方向性が醍醐味です。

皆様にぜひご参加いただき学会を盛り上げていただきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回はビジョンを基にしたプログラムの構成についてご紹介いたします。

  

 

それでは、次回の記事でまたお会いしましょう。